先日、いろんなマスク作ってるよって記事を書きました。

その中で「まだ作ってないけど気になっているマスク」として『HKマスク』を紹介したのですが、ついに作ってみて、実際に使ってもみたので、所感を記録しておきます。
HKマスクとは
HKは香港のこと。香港の化学博士が考案・デザインしたマスクです。
- 表布と裏布の間にフィルターを挟むことができる
- 首の後ろと頭の後ろで固定するタイプのため、一般的なマスクと違って空気が顔とマスクの隙間から入って来にくい仕様
というのが特徴です。
私たち一般人が使うマスクは、感染予防よりも感染拡大予防に必要なものなのだと思います。
感染しないためではなく、自分がキャリアだったときに他者に感染させてしまわないためのもの。
という前提の上で、さらになるべく防御力を上げるために、HKマスクは少し有用かもしれないな? と感じている次第です。
どのフィルターをどう使うとどうなのか、という表もあります。

上記リンクの、マスクの作り方説明の末尾に表があります。
でもこれ、エビデンスが実際どうなのかわからないので、私は信用しすぎないようにしているし、一応みんなもその程度に留めておいた方がいいのではって、どうしてもちょっと思ってしまいます。
その点だけは、一応ご留意ください。
HKマスクについての説明は、ここが一番詳しいです。
HKマスクの作りかた
ステップごとに写真とか一応撮っていたのですが、すでに作り方をまとめてくださっている方たちがいるので、(そして私より作るの絶対に上手なので)そちら参考にされるのが良いと、正直思います……。
超高性能な布マスク香港マスク (HKマスク)の作り方を裁縫初心者に向けてわかりやすくイラストにしました‼️
他の布マスクと違って手順は多いですが医療用Nマスク (対結核患者用)の最大91.3%の性能だそうです‼️
👇のアドレスにて更に大量写真で作り方解説してます👇https://t.co/ZD1ORnOgfP pic.twitter.com/CsiRIwDwhi
— ヲポコ🐟魚人系さんと他9,999,999人がいいねしました (@wopocco) April 6, 2020
私はこの状態のやつをいくつか作っておいて、その後洗って乾かして(事前に水通しをしなかったため)、その状態で耳ゴムのサイズをはかる……という感じの運用をしました。
あと、耳の部分。
子ども用のマスクはゴムを使いましたが、大人用にはヤーンを使いました。
Tシャツヤーンとかクッションヤーンとか、100均で売ってるやつ。ゴムがないので。
ただ、ゴムほどではないですが、ヤーンもそろそろ品薄になりがちっぽいです。そういうときは、普通の毛糸をくさり編みしたやつでも、耳は痛くなりにくいらしいです。
(この前レジやってた時に、お客のおばあさんが教えてくれた)
くさり編みのは私は試していないですが、ゴムもヤーンもない、ストッキングとかヒートテ●ク切るのは嫌、という人はお試しあれ。100均、普通の毛糸はいっぱい売ってた!
私がHKマスクをつくる時に参考にしたもの・1

動画バージョンもあります。
私がHKマスクをつくる時に参考にしたもの・2
HKマスクをつけてみた感想
HKマスクの付け方は、動画がありますのでそちらご参照ください。
実は私、「紐と耳ゴム両方あり」「紐だけ」「耳ゴムだけ」の3パターンを実験してみました。
以下感想です。
1、紐と耳ゴム両方あり
これが正しい付け方なので、これでいける人はこれで行こう!
いいところ
- 抜群の安定感
- メガネが完全に曇らない
- これまでのマスクがいかにガバガバであったかを思い知るフィット感
微妙なところ
- 首回りがごちゃごちゃする(仕事でエプロンつけるしフードつき上着も着るし、今首にヘルペスも出ているので……)
- 頭の後ろで結んだ紐がズレて落ちてくるので、わりと頻繁に直さないといけない
(髪質や髪型、紐の材質が何なのか等に左右されると思います 夫は全然ズレなかったので) - うちの小学1年生では、自分で着脱できない
⇒紐を結ぶのではなく、少し太めのゴムにするとか、簡単なアジャスターつけるとかにすれば解消できそう
「紐と耳ゴム両方あり」バージョンの結論:
- 紐を何度も結びなおさないといけないのでは実用しにくいし、手で何度もマスク・顔・頭に触れることになるのでよろしくないかも。
- 紐がズレてこない夫はこのスタイルがベスト
- 子も紐はずれてこなかったが、ゴムなどに変えないと使えない
2、紐だけ
いいところ
- 安定する!!!!
- 耳が痛くならない
- 耳ゴム(紐)がメガネの邪魔をしない
- フィット感に問題が全然感じられない、耳ゴム不要なのでは?
微妙なところ
- マスク装着の時にちょっともたつく
- 紐がズレてきてしまう髪質等の場合、全然やってられない
- 子ども(うちの小学1年生)は、当然自分で着脱できない
「紐だけ」バージョンの結論:
夫はこれがベストな可能性がある
3、耳ゴムだけ
いいところ
- 付けやすい
- 子どもひとりでも難なく着脱できる
- マスクの基本サイズが一般的な立体マスク等より大きいので、フォローされている感はわりとある
微妙なところ
- 紐で固定する、というHKマスクの特徴が消失
「耳ゴムだけ」バージョンの結論:
すっぽりサイズかつフィルターがある、という点で一般の(布)マスクよりは防御力高いだろうし、まぁ紐なしでも、HKじゃない布マスクよりは良いのかも……?
それぞれ、こんな感じの結論になりました。
実際の運用としては
- 頭の後ろの紐がすぐズレちゃう人(私)は耳ゴム(紐)のみ
- 子どもは、保護者も一緒にいられるときは耳ゴムと頭後ろの紐との両方、学童保育など子どものみの場合は、紐をゴムに付け替えてうまく運用できると確認できるまでは耳ゴムのみ
- 夫は……夫の好きなように
という感じになりそうです。
HKマスクのフィルターについて
HKマスクのフィルターは
- しめってきたら交換
- 4時間程度で交換
ということでした。
で、使ってみた感想なのですが「1時間を超えてくると結構苦しいな……」という感じでした。
キッチンペーパーとティッシュの比較
フィルターを入れてすぐ
表の「流量」の部分の通りで、ティッシュの方が苦しくないです。フィルターとして挟みやすいのは圧倒的にキッチンペーパーですが。
フィルターを入れて1時間
夫は「全然大丈夫」とのことだったのですが、私はどうにも苦しくて……。「酸欠!!!!!!」という感じで、いったんマスク外して呼吸したりが必要でした。
で、フィルターを確認してみたところ、どうにもしっとり濡れている……。
『王様たちのヴァイキング』を思い出しました。
顔に濡れた布とかかけると呼吸できなくなるっていうあのシーン……
つまり、長時間(1〜2時間以上)HKマスクをつけるときは、付け替え用のフィルターを携帯して行った方がいいという感じと思います。
付けにくいけど、ティッシュなら常に携帯しているし、ティッシュをフィルターとして使うのが現実的かな……と思いました。
ただし子どもだと、自分で入れるのは難しいかもしれません。
ということで、学童保育に行く際は、子どもにはもうフィルター装着した状態の替えを持って行かせるのがいいのかなって思いました。
私と夫で、なぜフィルターの濡れ具合に差があったのか?
私が口呼吸人間なせいかもしれません……。
これ、ずっと水泳やってた&万年鼻炎持ちの人あるあるだと思うのですが、私、口呼吸することが多いんですよ。
鼻呼吸か口呼吸かの違いなのかなって……。
ということは現実的な運用として、レジとかでめちゃくちゃ声出すのが必要な人(私だよ!!!!!!)がHKマスクって、使いにくいのかもなって思いました。
まだその状態で使ったことはないので、使ってみたらまた感想書いておきます。
以上、HKマスクを使ってみた所感でした!
<<今日のtips>>
- HKマスクのガード感、すっごい!
- どの状態でつけるかは、使用する人・シーンごとに考慮が必要
- 連続使用時間は短めが想定されているかも
- 付けている途中でフィルター交換をすること前提に、替えフィルターの用意を!
以上!

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