2日前の昼過ぎ、4歳が発熱しました。
うちの4歳は、あまり熱を出すことのない子でした。
もちろん発熱経験は何度もありますが、
38度ちょいくらいの熱なら意外とけろっとしていることもあって、
解熱剤は病院でもいつも「あ、なくて大丈夫です・v・」とお断りしていたくらい。
(卵アレルギーがあったり、ちょっと小児喘息気味で季節の変わり目は特に朝夜は咳が出たり体調崩しがちだったり、皮膚トラブルで2週間以上保育園に行けなかったりはするんですけどね)
それが今日は
39度超え+ややぐったり&頭痛で泣き続ける、というコンボだったので、
「これは熱中症では?!」と疑い、
夜間診療(近所)に行ってまいりました。
暑い季節の発熱って怖いですよね。
風邪(様子見が可能)なのか、熱中症(急いで病院に行く必要がある)なのかが、わかりにくくて。
自分のことなら、めまいがあるとかどうとかわかるけど、幼児相手だとその判断も難しいです。
ということで、この記事では「真夏の子どもの発熱時、どの状況でどこに頼り、どうしたか」を記録しています。
不調に気づいたきっかけは、日常との差異にあり
朝から「今日は幼稚園おやすみしてもいいかなぁ〜」など言っていたのですが
最近は毎日のようにそう言っていて、行ったら行ったで楽しそうにもしているので
「はいはい」と流してしまったのですが。
14時45分。
お迎えに教室に行くと、微妙に元気がなく、ぺたりとくっついてくる。
おや、と思い先生に「今日元気でしたか?」と聞くと「元気でしたよ・v・」の応え。
そうか、眠いのかな、と思って4歳に聞いてみると
「さっきちょっと寝てた〜」
との答え。
そうか、眠いか、と納得して帰路につきました。
この日は、その後皮膚科に行く予定があったのですが、おやつの時間でもあるので
- 皮膚科にカードを出しに行く
- 外出して、お菓子を買いにく&食べる
- 食べ終わったら診察に戻る
- 薬局へ
という感じで過ごそうと予定していました。
で、ですね
いつも行きつけのお気に入りのお菓子屋さんがあるのですが、そこ、ちょっとだけ離れた場所にあるんですね。
すると4歳
「今日は……●●●でいい……」
と、徒歩1分の距離にあるコンビニを指定。
ここで「あ、これはもしや本格的に不調だな?」と気付きました。
いつもなら、というかちょっとくらいの不調なら、泣きながらでも行きたがるお菓子屋さんに行きたがらないなんて
よっぽど疲れている・不調の証拠です。
ここのところの気温は、連日30度越え。
この日はほぼ35度でした。
屋外活動は避けていて、幼稚園の室内はしっかり冷房が効いているとはいっても
暑さで疲れていて当然です。
ちょっと注意しとかねばな……など考えていましたが、この時点での4歳は、しっかり吟味し悩んでおやつを買う、というだけの元気はまだありました。
イートインなしのコンビニだったので、暑いのいやだなーと思いつつも、仕方がないので外のベンチに座りました。
一応、1日中日陰になるスポットですが、暑いです。
楽しそうにお菓子を開けるも、食欲はなし。
半分ほど残して食べ終えました。
そのタイミングで「抱っこ」と言われ
普段なら「いやぁもうちょっとだから歩いてよ〜」というのですが
なんとなく感じるものがあって、了承した私。
歩き始めて数分で、4歳は眠りにつきました。
その後は、皮膚科の診察も、薬局でのやりとりも、基本的に4歳は寝たまま(=私が抱っこしたまま)で終了しました。
ちょっと暑いなーと思いつつも、
4歳の本格的な体の熱さに気づいたのは、薬局が終わって自転車に座らせるときでした。
「あ、4歳が熱いの、くっついてたからだけじゃなくて、熱っぽい」
急いで背中、足の付け根、首回り、など触れてみると、かなり、がっつり熱を帯びています。しかも恐ろしいことに、汗だくというわけでもない。
「もしや……熱中症では……?」
水分補給はしていましたが(幼稚園を出るとき、おやつ中、薬局が終わった時など、1時間に1回以上のペース)
熱中症の症状が進んでからだと、塩分とのバランスが崩れているから、水を飲んでも効果が薄い、などよく聞きます。
やばい、こわい! と焦り、急いで帰宅しました。
熱中症かも? と思って、したこと
帰宅してすぐに、経口補水液(ゼリータイプ)を飲ませました。
ちょうど数日前に、幼稚園からもらっていたやつ。
これがあってよかった。どこか店に寄って帰るとか考えられない状況だったので。
玄関を開けたら、子どもを抱っこしたまま
- クーラーをいれ、
- ソファに子を寝かせ、すぐにズボン(やや厚手)を脱がせ、ポロシャツのボタンを2個とも開け、
- 扇風機を持ってきて子に風を当て、
- 保冷剤をタオルに包んで首元におき、
- 保冷剤と一緒に冷蔵庫から取り出した経口補水液を与え、
- 近くで様子を観察
という感じで動きました。
自転車に乗る際にうっすらと目覚めていた4歳は、すぐまた眠りにつきます。
- 呼べば応える
- ぐったり、という雰囲気でもない
- 一応水分補給ができている
- 吐き気はないらしい
ということで、一応、熱中症ではないのでは、と考えました。
しかし予断を許しません。
この時点で、一応夫に連絡して翌日以降の仕事の都合をつけ
(翌日は夫が看護休暇を取り、明後日以降は私が休む、という方向にしました)
私は寝ている4歳を観察しつつ、仕事のメールチェックなどしていました。
なお、このとき
「あ、夕食作らなきゃ……」
と思い出したのですが、
4歳はたぶん食べないし、解凍しておくべきだったお肉は冷凍庫に入れっぱなしだったので、
遠慮なく「今夜は作らない」をチョイス。
冷凍って、出し忘れたら「作らない」を選びやすいからありがたいです。
冷凍ならそのまま保存しておけるの、素晴らしい。

「たぶんただの熱だろう」という油断を吹っ飛ばした、4歳の泣き声
メールチェックも終わり、ツイッターを始めてしばらくしたころ
突然、
4歳が唸りながら泣き始めました。
「どうした?!」
聞いてみると、頭痛がするとのこと。
頭が痛い、と言って泣くのなんてはじめてだし
これまでは発熱でもケロッとしてるのが常だったので、焦りました。
頭痛に合わせて、微妙に吐き気もあるという。
あまりよくないこととはいえ、つい、ググってしまう私。
熱中症の症状に、頭痛や吐き気、とある……
「やはり熱中症だったのでは……?!」と、あらためて焦り始めます。
そういえば、帰宅してからも1度もトイレに行きたがってない。
やはり水分不足?!!!
時間はこのとき、すでに19時半を過ぎたあたりでした。
しかし4歳の顔をみると、両方の目尻に涙が。
脱水のときは、泣いても涙が出ない、と聞いたことがあります。
大丈夫、大丈夫……と言い聞かせながら
#8000
に電話をしました。
インターネット上には、デマとしか言いようのない医学的な噂があふれています。
前職の関係で、基本的に信頼できると思われるデータを探すことは得意ではありますが
私は医療従事者ではないので、正誤の判断が医療者ほどちゃんとつけられるわけではありません。
し、
前職の関係で、むしろ
「正確な情報を探したいなら、ググるな。病院に電話しろ」
という精神が強い私です。
ともかく、時間も時間なので、#8000へ。
#8000 は、子どもの救急電話相談です。
ここにダイヤルすると
小児科医師・看護師から、症状への対処法や、病院に行く必要がありそうな場合はどの医療機関に行ったらよいかを教えてもらえます。
救急車が必要な場合は「呼んでいいですよ! 呼んでおきましょう!」とかも言ってくれます。
ありがたい。
現状24時間対応なのは、まだ我が埼玉県だけらしいのです。(2018年)
埼玉県さん、ありがとう。
#8000専用募金とかあったら募金したい……。
はやく、全ての都道府県で#8000が24時間対応になりますように。
電話で話したこと
頭がいたい〜と言って泣きさわぐ4歳の枕元で、#8000に電話です。
この時に注意したいのが、電話前にまず、深呼吸をすること。3回くらい。
意外とテンパってると、伝えるべきことを、伝える順序で言えなくなってしまったりします。
(119等と同じく、先方が会話をリードしてくれるので、聞かれたとおりに答えればいいだけなのですが……)
それから、メモを用意しておくこと。です。
診療すべき先の電話番号を言われたり、「こういう状態になったら救急車呼んでね」という基準を教えてくれたりするので、メモがあると安心ですよ。
特に私のような、記憶力に不安があるタイプの方は必須。
#8000で、年齢、症状、症状が出たのはいつからなのか、などの概要を伝えると
「これは様子見ではなく、今日受診した方がいいかもしれませんね」という判断が出ました。
そこで、近所の夜間・休日診療所にまず電話するように言われ、そこの電話番号を教えてもらうこととなりました。
その後ついでに(?)
「そこでもっと大きな病院に行った方がいいって言われたらこっち」という病院の番号も一緒に教えてもらいました。
どちらも車ならそう遠くないのですが(前者は5分、後者は15分ちょいくらい)
自分はペーパードライバーなので、タクシー一択です。
ペーペーの私が焦って運転して事故ったら、とんでもないことになりますし……。
我が家は決してリッチではないのですが(私の稼ぎが絞りカスくらいしかない)、
こういう「いざという時のため」のお金を常備しておけるくらいの余裕はあります。
だから、タクシーみたいなリッチなものも利用できる。
ゆとりというほどのものではなくとも
経済的な危機まで猶予がある、というのは、とてもありがたいことなのだなと、あらためて思いました。
生活保護の世帯は、やはりちゃんと貯蓄できるような額および制度設計にすべきよな、と改めて思いました。
なおタクシーは、陣痛タクシーとしても利用していた会社にお願いしました。
今回、全然出産ではないですが
陣痛タクシーって、妊婦さんが産婦さんになったあと、お子さんと一緒の検診とか、何かあった時の受診とかでも
そのタクシーを使ってくれるようになることが少なくないそうで。
我が家もまさに、そのパターンです・v・
利用は頻繁ではないですけどね。
お世話になっております。
陣痛タクシーも、日本全国津々浦々、増えるといいですね。
夜間休日診療にて
さて、診察です。
恐れていたのは熱中症だったのですが、どうやらその危険はないそう。
ただ熱が高かったので、熱冷まし(解熱剤)だけ出してもらいました。
本当に、
これまで熱なんて「ほっといたら治る・v・」くらいの子だったし
なんなら私自身が「気づかなかったけど計ったら39度ちょいあった・v・」くらいのタイプだったので
まさか解熱剤をありがたくもらうことになろうとは……という感じだったのですが、
ありがたく受け取りました。
うちの子は普段飲んでいる薬が複数あるので、
一緒に飲んで大丈夫か、なども確認しながら処方してもらえるのは心強いです。
なにより、「熱中症じゃなかった」らしいことがわかったのが、一安心でした。
その後の話
診察が終わるころ、夫が帰宅予定だったので(21時ちょっと前くらい)
- OS1的な飲み物、りんごやバナナなどの果物、うどんとそうめん
- 2〜3日引きこもるための食材たち
など買出しを頼みつつ、車で迎えに来てもらいました。
ありがたい。
子どもも「あれーおとうさんじゃーん」と、ぽやぽやしつつも嬉しそう。
私もちょっと、一安心。
わが夫は、とてもたのもしいのです。
解熱剤がきいてきてから、いっきに体が楽になったようで
このまま調子を持ち直してくれたらいいなーなど思っていたのですが
結局は
翌日、また高熱となり(39度2分)解熱剤使用、
かかりつけの小児科で各種薬など出してもらうも、症状に嘔吐が加わって依然高熱(これが昨日の話)
そして発熱から3日目の今日
熱はさすがに下がりましたが、今度は嘔吐がひどく、今も微妙に症状はおさまっていません……。
とはいえ
水分の補給はできているし、ちょっとずつ食欲も出て来ているそうなので、
回復の兆しあり、という気もしています。
寝顔や寝息が、気持ちよさそうになりました。
昨夜は、夜中も何度か起きて苦しそうだったので
気持ちよさそうに眠れているだけでもちょっと安心です。
発熱で園を休んだ昨日は、実は
登園拒否気味の4歳が、それにも関わらず「行きたい!」と言っていたイベントの日だったのです。
イベントごとは何かと体調を崩し休んでしまうことの多い4歳、またしても、です。不憫……。
明後日もまたその関連のイベントがあり「行きたい、行きたいよー!」と言っているので
どうにか回復してくれるといいな……と思います。
以上です!
<<今日のtips>>
- 暑い日の発熱は、風邪ではなく熱中症の可能性もあるので、油断大敵!
- 正確な医療情報がすぐに必要な場合は、ググらず、医療機関や相談ダイヤルに電話!
- 夜間(や休日)の外来受診を迷ったら、#8000に電話を!
(対応時間は都道府県により大きく異なります)(埼玉は24時間) - #8000のときは、手元にメモ帳を用意!
お読みいただき、ありがとうございました*^^*

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