フリーランスとして妊娠・出産、3回の保活を経験してきました。
暗中模索しながら感じたこと、わかったことの記録です。
保活を無事に終了するまでの短いシリーズ、3話目。
今回は「優良でも無認可園には通い続けられない」話です。
第1回「『保育園落ちた、日本しね』にすらなれなかった話」はコチラです。

第2回「『保育園落ちた、日本しね』から這い出た話」はコチラです。

<前回までのあらすじ>
1年の血反吐を吐きながらの「保育園なし、在宅育児をしながらのフリーランス生活」を経て、
無事に1歳で無認可園への入園を果たした我が家。
しかし、我が家の保活はこれではまだ終われなかったのです。
<小規模園は2歳までしかいられない>
以前の記事で「優良な無認可園だった」と書きました。
本当に、どの先生も子どものことをよく見てくれていて、
先生たちの目が行き届いていて、
(正直、資格のある人がどれだけいたかはわかりませんが)夕方からの補助の先生たちもしっかりしていて
なんというか、みんなイキイキしていました。
うちの子も、他の子どもたちも、先生たちも。
あと、よく聞く
「お迎え来る前に他のところによるなんてダメ!」みたいなこともなくて
(うちはお迎え前に病院に寄って診察券を出して来ることがありました)(病院はうちから園に行く途中にあります)
もちろんオムツの持ち帰りなんてものもないし、
夜は20時まで預かってくれていたので、私が体調を崩した日は、夫でもお迎えに行けました。
(うちの自治体だと、20時まで預かってくれる園は認可では2つ、無認可ではここ1つだけです)
個人情報、写真の撮影などにもしっかり配慮してくれていて
誰にでも見える場所に写真を貼り出すようなことはなく、ネットで確認し、そのまま注文できるシステムでした。
時々写真付きのブログが公開されるのですが
あらかじめ、写真をネットにアップしても大丈夫かどうかは全員に確認があり、
後ろ姿であっても写っている場合はアップ前に確認してもらえます。
仕事の合間にみるこのブログは癒しでした……!
できることなら、この園で過ごしていきたい、って思うほどでした。
けれど、そうも言ってはいられません。
なぜならこの無認可園、原則2歳までの小規模園だったのです。
3歳クラスの年になっても、転園できる保育園が見つからなかった場合は
特例的に継続してもいい、ということになっていました。
(そういう子も2名ほどいました)
しかし、できれば、やはり認可園に無事に転園させたい……という想いがあります。
原則2歳までということは、つまり、
活発に走り回ったり、室内で遊ぶにしてもその年齢児用の準備が十分な園ではない、ということです。
それに
基本的には同じ年の子どもがいなくなるわけですから、
「お友達と一緒に遊ぶ」というのが難しくなります。
(特に3歳以上児については、集団での活動経験ができた方が望ましいって、言われてますよね)
他の2歳以下の子どもにとっても
広くはないスペースで、活発に動き回る年上の子がいたらあまりよくありません。
事故など怪我の元になりますし、どちらものびのびとスペースを使えません。
つまり、「いつかはもう一度保活をしなければいけない」のは決定事項でした。
<何歳まで今の園にいるべきか?>
では、いつまで今の園にお世話になろうか。
考えました。
1歳クラスで入園したのですが、
原則として入園していられる最大限の、2歳クラスが終了するまでいた場合。
お友達もいるし、
大好きな先生たちもいるし、
慣れた園での生活を続けられるわけなので、子どもの負担も少ないでしょう。
けれど、慣れてしまえばそれだけ
お友達や先生との別れは辛くなるし
(年齢が上がれば上がるほど、感情は細やかになり別れを悲しむ気持ちも認識しやすくなるでしょう)
慣れてしまってからの方が、より別の園に移る負担は大きいような気もします。
そして、
「もし2歳までこの園にいて、3歳クラスで認可園に移ることができなかったら」
と考えると、私自身に大きな恐怖がありました。
3歳からは待機児童が少ないとは言われていますが、うちの自治体には数名いましたし、フリーランスは保活が不利という恐怖を思うと、「3歳以上児なら大丈夫☆」という信頼も持てません。
だったら、
まだ子どもが園に慣れすぎてしまわないうちに、つまり1年で認可園に転園できた方がいいのではないか。
ともかく今年も保活をして、
「もし今年の保活がダメでも来年もう1年ある」って動き方の方が、私のメンタル面での負担も軽いのではないか。
というようなことを考えました。
夫とも相談し、
周囲のママ友たちにも相談し、
結果、この年にもう一度、保活をすることにしたのです。
<2度目の保活が超絶スムーズだった理由>
保活にはトラウマがありました。
正直、現在もあります。
しかし結論からいうと、この年に行った2度目の保活は、超絶スムーズに運びました。
理由は2つで
・無認可園の利用が加点になる自治体だった
・保育園を利用できていたため、無理なく仕事ができるようになり、従業時間が増えていた
ことです。
特に大きかったのは1点目だと思います。
うちの自治体は、同じ時間仕事をしていても被雇用者よりもフリーランスの方が点数が低くなるので
加点がなければ、仕事時間が増えていても厳しかったと思います。
こうした加点のない自治体の場合は転園も厳しいかと思いますが
ぜひ、子育て支援課の窓口などで確認してみてください。
ともあれ
この年の保活はトントンと進み
うちの子は2歳クラスからは、認可園に通うことができるようになったのでした。
「これで子どもが小学生になるまでは、保育園に困らないですむ……!」と思いました。
この時は。
しかし、まだまだ我が家の保活は終わらなかったのです……。
次回は最終回「さようなら保育園、また来て保活」の話です。
フリーランスの2人目の壁と、保育園継続にかかるストレスと、「さようなら保育園」という結論を出した理由についてです。

<<今日のtips>>
無認可園であっても、あずけられれば仕事の時間がちゃんと増やせるし、
何より自治体によっては加点されるので、
認可園への移行がスムーズになることが多い!
自治体の加点ルールを確認しておこう。
お読みいただき、ありがとうございました*^^*
やまママ
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