「どうしてみんなたちと違って保育園にいられないの?」に返せる言葉_フリーランス幼稚園ママ日記

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認可保育園の継続を断念し、延長保育のある幼稚園への転園を決めたのですが、「どうして僕だけ、みんなたちとちがって保育園にいられないの?」と、子どもから聞かれました。

今日、というか、ついさっきのできごとです。
それは寝かしつけの最中におこりました。

眠りかけの4歳が「幼稚園に行きたくない」と言ってきました。
うちは私がほぼフリーランスで現在は認可の保育園を利用しているのですが、
こんなこととか
こんなこととかを理由に、来年度から幼稚園に移行することを決めました。

4歳のこれまでの反応といえば
・幼稚園の見学は楽しそうにしていた
・面接と制服の採寸は超楽しそうにしていた
という、概ね好感触な感じです。

しかし、やはり環境が変わるのだから十分に気をつけておいてあげなきゃな……と考えていました。

 

「幼稚園行きたくない」と言われたことは、実はこれまでにも何度かありました。

うちの子は、もう4歳です。
クラスに特別に仲のいいお友達も数人いて、毎日本当に楽しそうにしています。
(「お父さん」て呼ぼうとして、間違えてその友達の名前を言っちゃうくらい)
園中の先生たちの名前も覚えていて、とても懐いているし、先生たちみんなを信頼しているのがわかります。

その環境から、自分だけが抜けてサヨウナラをする、ということの意味を
4歳はもう、おそらくほとんどわかっているのだと思います。

「ずっと保育園にいたい」と、4歳は言います。

4歳をなだめるための、もしくは4月からの生活を少しでも楽しみに思ってもらえるための言葉は、たくさん用意しています。

「でも、みんなもずっとは保育園にはいられないよ。みんなそのうち保育園とバイバイなのは一緒だよ」
「幼稚園に行っても、保育園のお友達とはお休みの日にまた遊べるよ」
「幼稚園でもお友達ができたら、幼稚園のお友達とも保育園のお友達とも遊べるよ」
「幼稚園はお弁当の日がたくさんあるよ」
「お迎えに行く時間は幼稚園の方が早いから、お母さんともいっぱい一緒にいられるよ」
「お母さんとかお父さんとかと一緒に遠足にも行けるよ」
……そのそれぞれを、4歳は楽しみにしてくれているようでした。

しかし4歳は、よくわかっています。

保育園にずっとはいられない。……それはみんな一緒だけれど、なぜ自分だけ、先にバイバイなのか。
どうして自分だけ、お休みの日にしか遊べなくなるのか。
自分だけが、誰も知らない場所に行かないといけないのか。

自分だけが違う、ということ。

「どうして僕だけ、みんなたちとちがって保育園にいられないの?」

今日就寝前にきかれたその問いへの答えを、私はまだ用意することができていません。

「お母さんのお仕事の都合で」
「お母さん、叶うことなら弟か妹かがほしいんだ。でもそのためには保育園にはいられないの」
「このままだと保育園にいられなくなっちゃうかもしれない決まりがあって、幼稚園に行ってないと、どんなお友達とも先生ともいられないようになっちゃうかもしれないからだよ」

いろいろ、いろいろあるけど、どれも言えません。
言えるわけがありません。
だってそんなの、
・母のワガママ
・まだ存在してもいない、本当ならただ純粋に望まれているだけの2人目の子どものせい
・「あなたのためよ」という、頼まれてもいない愛情の押し付け
でしかないわけで、
そんな言葉を、子どもに向けたくないわけです。

だって私だって、何も悪いことはしていないわけで。

ただ、正規の被雇用者ではない形でも仕事を続けたいだけ。
2人目の子どもを望んだだけ。
子どもが安心していられる家庭以外の居場所を失いたくないというだけ。

何も悪くない。
それを、悪いこととして伝えたくない。

社会がそういうルールにしているから。
そのこたえが個人的にはしっくりきちゃってるわけですが、そんな風に伝えるのも嫌で、やっぱり黙ってしまいました。
できることならまだもう少し、
4歳には、社会を信頼していて欲しい。
あともう少しだけいろいろなことを知って、考えて、判断できるようになるまで。
私のように、周囲の大人も社会の誰のことも信用できず、相談できなかった子どもになってほしくない。

「信用できない部分が多い」が社会のかたちだとしても、
信用できる部分をどこかしらで見つけて、頼れるようになる可能性だけでも、もう少しでも残しておきたいです。
それはいつかもしかしたら、子どもが将来を生き延びる助けになるかもしれないから。

答えられないまま、言葉を濁して会話の流れを変えて、
そうこうしているうちに、4歳は眠りにつきました。

不安や不満がいっぱいあって、
特に不安は本当に本当に、はちきれそうなほどで、
それでも4月からの幼稚園生活は、私にとっては楽しみでもあります。
子どもにとっても楽しいものになってくれそう、という希望もあります。
最初は大変でしょうけれども、たぶん楽しい。

ただ、
それでもきっと、今夜のことは忘れないだろうなと思いました。
小学校に行っても、中学校に行っても、その先も、4歳がいつか大人になっても、その先も。

「どうして僕だけ、みんなたちとちがって保育園にいられないの?」

この言葉は私が、
私たち大人が、社会が、4歳に理不尽を被らせたことの結果です。

うちの4歳だけではなくて
この日本のどこか別の場所、別の環境、別の状況で
別のケースのはずなのに、同じように理不尽を被って
本当なら経験しなくていいはずの別れを経験する・している子どもたちが、きっといるのでしょう。

今、保育に関してのもろもろが、本当に大きく揺れていますね。

何がどうなるのか、まだわからないことも多いですが
どうかどうか、全ての子どもたちが
権利を阻害されることがありませんように。
必要な保育と教育を受けられますように。
社会から冷遇されませんように。あたたかく、見守られますように。

今日は、まとめはありません。

お読みいただき、ありがとうございました。

やまママ



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