『ACCA13区監察課』という作品があります。著者はオノ・ナツメさん。アニメ化もされています。
人気作品で外伝も数冊出ているのですが、そのうちの1冊、『ACCA13区監察課 外伝 ポーラとミシェル』は百合作品です。
肌色シーンはなく、超良質なヒューマンドラマ、という感じ。
何度読んでもしみじみと素晴らしい作品なので、ご紹介してみたいと思います。みんな読んでよ!!!!
『ACCA13区監察課 外伝 ポーラとミシェル』の概要・あらすじ
『ACCA13区監察課』に出てくる、とある区出身の長官とその友人。
学業もスポーツも仕事の有能さも競い合ってきた、最高のライバルにして最高の友人である2人。
2人にはそれぞれ娘がいるのですが、その娘たちが主人公です。
なにくれとなく比べられ、競わされる父親たち。
実力は拮抗していますが、いつも片方の父親ばかりが勝利をおさめています。
そんな父親たち同様、娘たちもその拮抗した優秀さを競わされながら育ちますが、彼女らもまた父親たち同様、お互いを最高のライバルにして最高の友人として認識して育っていくのです。
幼い頃から親しく交流を深めている2人は、やがて最高の理解者として、最高のパートナーとして成長していきます。
『ACCA13区監察課 外伝 ポーラとミシェル』を読む前に、おそらく『ACCA13区監察課』は読んでおいた方がいいです。
アニメでもいいです。
『ACCA13区監察課 外伝 ポーラとミシェル』以前に発売されている『ACCA13区監察課 外伝』2冊もオススメですが、こちらは読まなくてもポーラとミシェルに差し支えはありません。
しかしオススメなので、こちらも機会見つけて読んでください*^^
また『ACCA13区監察課 regard』という、本編から1年後について描かれたOVAも製作されています。
これの朗読劇イベント、当選したのですが、なんと台風の影響で中止になってしまいましてね……
↓
その後機会の設けられた、OVA完成披露上映会。こちら当選いたしまして、発売より一足お先に観賞してきました!
最高……最高に『ACCA13区監察課』でした!
BD、絶対に買います……!
『ACCA13区監察課 外伝 ポーラとミシェル』のおすすめポイント
オノ・ナツメさんといえば、BL(もしくはBLでなくとも男同士のエモい関係性や日常の描写)が秀逸なことで知られている作家さん。
そのオノ・ナツメさんの絶品さが、百合作品として発揮されています。
……と、書きましたが、わたしはBLは読むのですが百合作品と分類されるものは数冊しか読んだことがありません。(今後もっと読んでみたい!)
そのため、「百合作品として」「百合を愛読する者として」という観点からポイントをあげていくことはできないのですが、「かわいい」「かっこいい」「愛おしい」「とうとい」「とうといの極み……っ!」という、日頃BLに求めている感覚の全てがつまっており、淡々とどエモい作品でした。
そういったものを求める人には、かなり重要な作品になると思います。
『ACCA13区監察課 外伝 ポーラとミシェル』はこんな人に読んでほしい
「エモい百合が好きな全ての人に!」とか言いたいのですが、上述したように、わたしは数えるほどしか百合作品を読んだことのない人間なので、そこまでは……言えない……。
なので、こう言います。
「エモいBL好き・ヤオイ好き・“ブロマンス”好きはぜひ読んで!!!!」と……。
ブロマンスって言葉、私は好きではないんですけどね。
ある意味で大河的、親世代からの長い時間のつながり、人生に視点を向けてカメラをまわしている……という風合いのある作品です。
特別なドラマといえないはずのものが人生をゆるがす困難だったりする、一緒に囲んだ食卓や声を潜めて笑い合った雨宿りの時間が人生を色鮮やかにする……みたいなことに「それなっ!!!!!!」となる人には、自信をもっておすすめします。
『ACCA13区監察課 外伝 ポーラとミシェル』、とても沁みる良作です……*^^*
<<今日のtips>>
『ACCA13区監察課 外伝 ポーラとミシェル』は、「日常の強さ」「エモい!」を愛する全ての人におすすめしたい作品。
以上です!
お読みいただいて、ありがとうございました*^^*
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