書店員ママのオススメ☆3歳と読みたい注目の絵本4冊+α<2017年9月>

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書店員もしているやまママが見つけた、3歳くらいの子どもと一緒に読みたい注目の絵本を4冊+α、ご紹介します。
『ぜったいにおしちゃだめ?』『はやくはやくっていわないで』『サンカクさん』『ほしじいたけ ほしばあたけ』と、もう1冊。

 

こんにちは、やまママです。
昔から本が好きで、好きで好きでたまらないため
フリーランスの傍、書店員としてアルバイトもしています。

普段読むのはBL漫画、BL小説、あとは一般小説と一般コミック……という感じなんですけど
絵本も好きです。
児童書も、実はブックガイドとかちょくちょく買っちゃうくらいにいは好きです。

 

ひこ・田中さんのこちらは超絶オススメ。

図書館で借りたんですけど、絶対に保存しとくべきって思って、返却前にアマゾンでポチリしました。
子どもの権利、保護者も一人の生身の人間であること、ジェンダーとは、社会とは……などなど。
児童書だからこそ、大人社会のことがここまで描けるのか、と驚愕できる
優しいはずなのにどこまでも深く、鋭く切り込んでくる1冊です。

しかし、今回は絵本の話。

近所のショッピングモール(でかいです)に行くと必ず立ち寄る本屋の絵本コーナーで
3歳が見つけてきた絵本のうち、
親である私も「これはいい!」って思えた4冊と、もう1冊をご紹介します。

3歳が見つけてきて、3歳が楽しそうに読んでいたものばかりですので
近い年齢のお子さんは特に楽しめるんじゃないかなと思います・v・
(なおうちの3歳は、もうすぐ4歳になる感じの3歳です)

もちろん個人差がありますので、年齢はあくまで目安にされてくださいね〜!

『ぜったいにおしちゃダメ?』(著;ビル・コッター、出版社;サンクチュアリ出版)

この本には一つだけルールがあります。
それは、ページにでかでかと描かれてる大きな赤いボタンを
「ぜったいにおしちゃダメ」ということです。

厳重注意です。
押すと大変なことがおきます。
しかし。
あの手この手で、誘惑されます。

読み手の私たちは、最後までボタンを押さずにいることができるのか?
押してしまったらどうなるのか、
押してしまった後の大変な事態を、子どもたちは解決できるのか……!?

という感じのお話です。

仕掛け絵本とかではないのですが
子どもと一緒に、絵本を
コウしたりアァしたりナニしたりしながら楽しめます。

3歳はツボにハマったように笑いながら読んでいました。
(幼児のツボにハマった笑い声っておもしろいですよね)

 

『はやくはやくっていわないで』(著;益田ミリ、イラスト;平澤一平、出版社;ミシマ社)

『すーちゃん』『結婚しなくていいですか。』『週末、森で』などなどで有名な、益田ミリさん。
著作を読んだことがない人でも、このイラストは見たことがあるって人も少なくないのでは。

↓は、私が好きな作品です。書店員と『宇宙兄弟』が好きな人は必読。

ゆるーっとした絵で
さらーっとした優しい言葉で
「おぉ、よく言ってくださった……!」というカタルシスをくれる、益田ミリさん。

絵本『はやくはやくっていわないで』でも、その魅力は健在です。

子どもの頃、いや、大人になった今こそ
「わかってる、わかってるけどちょっともうそろしんどいんだよね……」
ってなっちゃうことの増えた日々。

そんな日々に
「ねー、無理だよねー」「ちょっと休んでもいいんだよー、大丈夫、大丈夫」って言ってくれるような
周囲の声に「うるっせーわちょっと黙っててくださいまし」って言ってくれるような
そんな絵本です。

やりたい、頑張ってる、でもできない。
子どもって、大人に比べると持っている言葉の数が少ないです。
言葉の数が少ないということは
自分の感じていることや考えていることに、言葉や名前をあてはめられないということ。
名付けのできない想いは、置き所を見つけるのが難しいんですよね。

そんなときのもどかしい感情に、そっと寄り添ってくれるような
しかし、どこかでロックな心意気も感じさせてくれる1冊です。

なお、イラストは平澤一平さん。
ゆるっとした、どこかすわった感じの主人公の目がですね、いいです。

益田ミリさんと平澤一平さんが組んだ絵本作品は他にも数冊あるようなので
そちらもいずれ読んでみたいと思います。

 

 

『サンカクさん』(著;マック・バーネット、著;ジョン・クラッセン、訳;長谷川義史、出版社;クレヨンハウス)

安心してください、可愛いお話です。

著者がジョン・クラッセンで訳が長谷川義史と言えば、
シュールでゾッとする絵本を想像する人も少なくないのではと思います。

『どこいったん』

とか、

『ちがうねん』

みたいな。

上記のダークなやつも大好きなのですが、『サンカクさん』は可愛らしいお話です。
著者にマック・バーネットという方が入っていらっしゃるからでしょうか。

無表情なのに、目や”間”だけで雄弁に物語ってくれる点は共通です。
共通語ではなく、方言でクスッと、よりリズムよく読ませてくれる点も一緒。

ただ、今回紹介している『サンカクさん』は、よりリズムを大事にしている感じが強いです。
というか、リズム勝負。

こういう、耳でも楽しめる絵本が好きな子どもって多いですよね・v・
聞いている方も楽しいと思うのですが
こちらは読んでいる方も楽しいです。口にしたい日本語。

なお『サンカクさん』には、シカクさんという登場人物(?)も出てくるんですが
まぁ性格はどっちもどっち、という感じで
憎めないけどイイコなわけでもなくて、その辺のバランスも心地よかったです。

『ほしじいたけ ほしばあたけ』(著;石川基子、出版社;講談社)

渋いです。
渋くてシュールで、しかし可愛く、熱い。
主人公が、干ししいたけの老夫婦です。
なんだそれ感じですよね。絵本って自由です。

この、しわっしわの老夫婦が
老人らしい人生経験(?)や、培ってきたパートナーシップで
様々な困難を乗り越え、若者やパートナーを助けます。

干ししいたけなので、しわしわしています。
しかし、固いです。

そしてひとたび、水で戻ると……!?

リアルの干ししいたけ同様、だしが効いているというか
非常に味わい深い作品です。

シリーズが数作出ています。
どの作品から読んでも問題無いですが、一応は1作目から読むのがいいのかなと思います。

「3歳、よくこれ見つけてきたね……」って思いました。
いい趣味してる。

ちなみに、どこがどうって言わないですけども、『幽遊白書』読んでた人には個人的に超絶オススメしたい絵本です。
幻海さん的胸熱です。(以降自粛)

 

おまけの1冊『ヨチヨチ父 とまどう日々』(著;ヨシタケシンスケ、出版社;赤ちゃんとママ社)

絵本コーナーに足を運ぶことがある人なら、きっとご存知のはず。
ヨシタケシンスケさんの作品です。

『もう脱げない』

とか

『りんごかもしれない』

とかが有名ですね。

私は『なつみはなんにでもなれる』

がめっぽう好きです。

 

今回ご紹介の『ヨチヨチ父 とまどう日々』は
絵本ではなく、コミックですね。エッセイ風(だけどエッセイとも言えない感じの)コミック。

こちら、全国のパパたちにも読んで欲しいっていうのはもちろんなんですが(必読と思います)
ママたちにも読んで欲しいなって思います。

「うんうん、それなー」ってなります。

実は最初、この本のことちょっと白い目で見てたんですよ。
なぜなら
私、育児始めたてのパパたちの「甘え」に厳しいんです。
ママたちが必死こいて変化し、日々にしがみつき食らいついている一方で
「ママが構ってくれなくて寂しい」とか
「子どもはママばっかりでパパは仲間外れみたい……」
「やっぱ育児は女の人だよねー男には無理だよー」とか
甘えたこと言ってるのって、ちょっともう許せなくって。

だから
「『ヨチヨチ父』? は? 父親なんだからヨチヨチしてんなよ!
って、ちょっと思ってたんですね。

でも、ヨシタケシンスケさんの作品て、これまで
だいたい間違い無いんですよ。
全部おもしろいし、
勇気づけられる。
なつみはなんにでもなれるし。

だから、読んでみたんです。

うん、
信じてみてよかった。
と思いました。

甘えたこと言ってるパパは満載で出てくるんですけど
ちゃんと「甘えたこと言ってる」パパとして書かれていて。
根底にママへのリスペクトがあって。
そして、
できない、完璧じゃない、もう「グダッグダw」みたいな日々にも
「大丈夫、生きてる、おっけーおっけー」って言ってくれる感じ。

時に揶揄されるようなオシャレなパパママにも
逆にダッサイおっさんおばさんって言われるようなパパママにも
どっちにも優しい。
どっちも等価。

ヨシタケシンスケさんいいよねー、という人で未読の人には
ぜひオススメしたいです。

 

<<今日のtips>>

1、『ぜったいにおしちゃダメ?』は、子どもと一緒にアクティブに笑いながら読みたいときにオススメの1冊。

2、『はやくはやくっていわないで』は、言葉を覚えてきているけれどまだまだ足りない、子どもの切実でもどかしい感情に寄り添ってくれる1冊。もちろん、大人にも。

3、『サンカクさん』は、見て楽しい、聞いて楽しい、読んで楽しい1冊。言葉のリズムの力で、読み聞かせに慣れていない子どもも楽しみやすいかも。

4、『ほしじいたけ ほしばあたけ』は、渋くてシュールで胸熱な1冊。『幽遊白書』読んでたパパママにはちょっとぜひ一読して欲しい。

5、『ヨチヨチ父 とまどう日々』は、とまどってる・とまどってた全てのパパとママにオススメしたい1冊。これからも、楽して楽しんでとまどってこーぜ!

 

以上です。

お読みいただき、ありがとうございました*^^*

 

やまママ


書いている人;やまママ
yamamamatips

川越の近所に住むフリーランス&書店員。若い人たちに性教育などする仕事をしていました。
通勤電車スキーな卵アレルギー持ち幼児を育てつつ、ゆるワーキングマザー生活を満喫中。

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